なぜそんなに、クチうるさいの?
なぜそんなに、クチうるさいの?
「ああしなきゃダメ」「こうしなきゃダメ」こうした言い方はしていませんが
- 「いままでそんなことをしなくても平気だったし。」
- 「言われなきゃいいんでしょ。」
- 「そんなこと全部やっていたら会社が潰れるよ。」
と多くの経営者さまがおっしゃいます。
でも、私は、諦めずにお伝えしたいと思っています。
お役所と違う点は、私も経営者と同じ立ち位置で接するところです。
法律は、どうせ守らなければいけないものです。
いつ来るかわからない立ち入り調査や従業員からのクレームに
びくびくしたり、後ろめたい気持ちで日々を送ってほしくありません。
守るべきことは守って、まっすぐに本業に専念してもらいたい!
正々堂々と会社経営をしてもらいたい!!
そう思っています。
そのために、しっかりと法律を把握したルールを作って、お給料を払って、
活用できる助成金や給付金をどんどん申請して、
従業員さんと絶対的な信頼関係を築いて欲しいのです。
こうした会社の姿勢は、この時代だからこそ従業員に伝わり、受け入れられ、
業績をげる組織をつくるために必要なことなのだと確信しています。
応援したい会社があっても、
日々の労務管理がルーズであると、利用できそうな国の制度や助成金があったとしても
残念ながらオススメすることができないのです。
それは、会社にとって大きなチャンス・ロスだと思います。
これまでやってこなかったことを始めるのは、最初のうちはしんどいです。
でも、気づいた時から始めて痛みを分散、軽くしていくことと
いきなりドカーンと耐えられないほどの大きな痛みがやってくるのとでは
どちらが会社の存続にとってプラスなのかは比べるまでもありません。
給与や賞与の支払いかた、有給休暇の取ってもらいかた、どれを1つ取っても
工夫をすることで、会社の負担を最小限に抑えることもできます。
なんとなく、ヒトに働いてもらって会社を回すのではなく、
しっかりと成長サイクルを描いて経営を行っていただきたいです。
社労士を「くちウルサイ」と退けるか、大いに活用していただくかは
経営者さん次第です。